木 地 物


緑豊かな日本では、昔から木を用いた生活道具を使ってきました。
壊れても自然に還ることの容易な木工用品は、環境の面でも安心な美しい道具です。
熱いものは熱いままに、冷たいものは冷たいままに。
保温性にも優れています。
手にも優しく、熱い汁やお茶を入れても手に伝わりにくく持ち易いという特徴があります。

また、木目は2つと同じものがありません。
切り方でも木目の出方が違います。
自然の造形物である美しい木目を生かした生活用品は、飽きの来ない良さを持ち、大切に使い込んでいけばいくほど、深い色合いに変わり、経年の渋みと味を出していきます。

軽量でもあり、陶磁器のように割れて破片が飛び散ることもごくまれな木工用品は、近年見直されて来つつある、昔ながらの優れた道具でもあります。
菓子器茶櫃こけし茶櫃お盆

遠刈田系伝統こけし工人 木地師 佐藤正廣・康広

宮城県仙台市青葉区芋沢字大竹新田下30
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